最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
皆さんは美術に興味はありますか。
私自身興味を持ってはいるものの、奥深さに距離を感じています。きれいな風景画を見ることは好きで、印象派と呼ばれるモネやルノワールの作品は分かるのですが、ゴッホの良さがまだ分かりません。いつか分かる時が来るよう、これからもいい作品をたくさん見たいと思います。今年も多くの美術展が行われ、特に東京近郊に住んでいる私にとっては、アクセスの良い美術館がたくさんあります。「2025年美術展」の雑誌を買いましたので、今から年間スケジュールを楽しみながら組んでいます。
今月紹介する本は、
『SINGLE TASK』 デボラ・ザック著 ダイヤモンド社
第1章 マルチタスクを封印する
第2章 すべてを一気にシンプルにする
第3章 脳の「集中力」を最大化する
第4章 行動を「1つずつ」にする
第5章 5分で周囲の「信頼」をつかむ
第6章 賢者の時間術「タイムシフト」
第7章 継続する方法
何故マルチタスクをしてしまうのでしょうか。
「私はマルチタスクをしないと決めている」という人でも、つまらない会議中にメールを確認した経験はないでしょうか。それで問題がなければ良いのですが、会議の内容を聞かれて困ってしまう。自分が困るだけならいいのですが、相手方に不信感を抱かせてしまう。そうなってしまわないよう、マルチタスクをしてしまう原因がわかり、その対処法を学んでおくと、シングルタスクの重要性がわかります。
「私はマルチタスクが出来る」と思い込んでいる人がいるかもしれません。しかしその本質は、タスクからタスクにスイッチしているに過ぎません。脳は2つ以上のことに集中できません。数を数えながらメールは打てないということを理解すべきです。
「運転しながら音楽を聴く」「ご飯を食べながら新聞を読む」、これらのことは一方に意識が行っていないから出来るのです。
「私はシングルタスクが出来ている」という人も、その質を上げるための工夫が書かれているので、一読の価値はあります。
【読書にあたって】
全199ページ。PART1(1~2章)は端的にまとめられているので読みやすいと思いますが、PART2(3~5章)は弛んでいるように感じますので、太字の部分と各章のポイントを読むことをお勧めします。
次月から古書(原理原則)の紹介になりますのでご期待ください。