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最近読んだ本について

 

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

今回ご紹介する本は、書籍についている「帯」によって購入させていただきました。帯を書いているのは山田真哉税理士という方で、『さおだけ屋はなぜ潰れないか』という書籍が大ブレイクしました。この本を読んで感銘を受けたこともありますが、その後、山田税理士が私と同じ学年の方だと知り、同期にこんな素晴らしい方がいらっしゃるのかと、その後注目しています。

 

今回取り上げる本はこちらです。

『売上最小化、利益最大化の法則』 木下勝寿著 (ダイヤモンド社) 1800円+税

 

【内容】

第1章 売上ゼロでも生き残れる「無収入寿命」という考え方

第2章 売上OSが利益OSに変わる!売上最小化、利益最大化の法則

第3章 会社の弱点が一発でわかる「5段階利益管理」

第4章 小さい市場で圧勝する商品戦略

第5章 利益率29%を実現する販売戦略

第6章 ファンの心をつかんで離さない「演歌の戦略」

第7章 未経験者でも利益を上げ続ける人材戦略

第8章 売上1000億利益300億円を実現する戦略

 

この書籍でいう「無収入寿命」というのは、売上が0円でも何カ月生き延びられるかということを意味します。これは家計を考えれば当たり前のことをやっているはずですが、なぜか事業では、この考え方を無視する経営者さんが多いような気がします。松下幸之助氏がおっしゃっていた『ダム経営』も意を同じくするものでしょう。

経営者の最大の使命は、「永続的経営」に力を尽くすことであり、そのためには、出来る限りトラブルやリスクを減らす経営に努める。売上が10倍になるということは、リスクも10倍になるということを、この書籍では伝えています。

確かに、昔の考え方では、会社をいかに大きくするかに注力し、年商〇〇億円達成というのがステータスだったように思います。ですが、大事なのは利益をいくら出すか。

1億円で購入したものを1億円で売却すれば、売上高は1億円です。しかし、この行為は社会の役に立っているのでしょうか。大事なのは売上ではなく利益という考え方を土台にして、利益をいかに出すかについて徹底的な検討が含まれている書籍です。

 

 

【読書にあたって】

全330ページ。書籍は厚みありますが、図表が多いので、文章自体は少ないです。ただし、手元にメモを置いて、自分で計算してみると理解が深まるように思います。経営者だけでなく、会計事務所にお勤めの方、経営コンサルタントをされている方などにお勧めです。

 

来月紹介する本を少しだけ。

私の悪い癖の一つに、先送り主義というものがあります。これを改善したいと思って手に取った書籍です。ですが、よく読んでみると「今自分にとって一番意味のあることをするために」何をするかという考え方が書かれているものでした。

それでは皆さん、素敵な読書ライフを!

 

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