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電力需給

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

今月から少しの間読書から離れて、個人的に関心のある天気に絡めた話題を提供したいと思います。今月取り上げるテーマは「電力需給」です。

 

先日のことですが、我が家で停電が発生しました。

ブレーカーが落ちるような電気の使い方を普段から意識的に避けているため、「何で?」という疑問がありました。後日、東京電力のHPに今回の停電の記載があり、どうやら我が家だけでなく地域一帯が停電していたようです。原因が「お客様施設内でのトラブル」ということで、人為的にでも簡単に電気は止まってしまうものなのだということを知りました。

 

電気が自由に使えないということは、単にストレスを感じるだけでなく、経済活動にも影響します。具体的には生産量の減少と電気代上昇に伴う価格高騰です。

安定的な電力の供給が経済活動を支えているという観点から、経済産業省(資源エネルギー庁)では毎年度開始の時期に、夏季と冬季に分けた電力需給の見通しについて発表しています。

令和6年度分を見てみると、電力安定供給に必要な予備率3%を確保できる見通しとして、節電要請を行わないということでした。予備率というのは実際に供給できる電力量に対する電気の使用量(電力ひっ迫度または電力使用率という)を100%から引いた割合で、供給力にどの程度余裕があるかを示す数値です。

 

一般的には予備率が3%を下回ると「非常に厳しい」状態になります。

「まだ3%も余力あるじゃん」とも思えますが、電力需要は3%程度ぶれる可能性があると東京電力では説明しています。また、3%というのは火力発電所1基分に当たります。日本は地震大国ですから、いつどこで地震が発生するかわかりません。地震により火力発電所が止まるということは大いに考えられますので、3%を下回ると余裕がないという考え方は正しいと思います。

 

ここからは私見ですが、個人的には夏季と冬季の予備率の考え方を変えております。

夏季の電力需要のメインは冷房。暑くなればなるほど、電力需要を増します。一方で、それだけ暑くなるということは晴れているので、太陽光発電が活躍し、不足分を補ってくれます。冬季の電力需要のメインは暖房。こちらは夏季と違い、寒くなればなるほど電力需要を増しますが、こういう時の天気は雪。太陽光発電が活躍できません。冬季は一層注意です。

 

とはいえ、いつでも節電は大事。

  • エアコンのフィルターをきれいにする。
  • エアコンの風は上向き、風量は自動に。
  • 洗濯は午前中など時間をずらす。(いつも7時頃です)

私はエアコンのフィルターを2週間に1度洗っています。エアコンの設定温度は夏季28℃で、扇風機をサーキュレーターとして使用しています。洗濯は朝方に。

皆様もできることを考えて、電気の安定供給に取り組みませんか。

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