最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
私は書籍を探しに池袋のジュンク堂書店に行くことが多いのですが、いつもレジ前は長蛇の列。セルフレジと有人レジが合わせて20台近くありますが、最近は同じくらいの列の長さです。以前はセルフレジに並ぶ人が少なく、スッと会計出来て便利だったのですが。
昔は良かったな、なんて言ったらオジサン呼ばわりされますかね。
今回取り上げる本はこちらです。
『DIE WITH ZERO』 ビル・パーキンス著 (ダイヤモンド社) 1700円+税
【きっかけ】
本屋さんで見つけました。
書籍が青くてインパクトあったこととタイトルが気になりました。
【内容】
ルール1 「今しかできないこと」に投資する
ルール2 一刻も早く経験にお金を使う
ルール3 ゼロで死ぬ
ルール4 人生最後の日を意識する
ルール5 子どもには死ぬ「前」に与える
ルール6 年齢に合わせて「金・健康・時間」を最適化する
ルール7 やりたいことの「賞味期限」を意識する
ルール8 45~60歳に資産を取り崩し始める
ルール9 大胆にリスクを取る
この本の冒頭では、『アリとキリギリス』のお話が出てきます。皆さんも子供の頃に一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。夏に遊んでいたキリギリスは冬を超えられなく、夏から冬に備えて準備していたアリに助けを求めるというものです。
私たちは子供の頃から、「人生は計画的に」「若いうちから貯金して老後に備えましょう」ということを教わります。しかし、アリの一生は楽しいものだったのでしょうか?
タイトル(ゼロで死ぬ)を鵜吞みにすると、死ぬまでに財産を使い切るために浪費しなさい、というようにも受け取られがちですが、この本では金・時間・健康のバランスを年代別に考えることと、それについての具体的対策が学べます。
そうは言っても、①人間なんていつ死ぬかわからないのだから、資産をゼロにして死ぬのは机上論だ⓶自分が亡くなってもかわいい子供たちが資産を引き継ぐからいいのだ、という考え方をする人もいらっしゃるかと思います。
これらについても、ちゃんと解決策(論破策?)を用意しています。この解決策は個人的には好きな考え方でした。気になる方はぜひご一読ください。
【読書にあたって】
全272ページ。ルールというのが章のように構成されていますが、ページ数にはばらつきがあります。1日30分と時間で切った方が飽きることないと思います。お金の使い方に関する本と考えると、20・30歳代の方にお勧めですが、健康と時間に関するテーマも加わりますので、40歳代の私でも読んで良かったと思える本です。
来月紹介する本を少しだけ。テーマは「リスキリング」です。
リスキリングとして、新たに資格を目指すという話を聞きますが、その考え方合っていますか。リスキリングと知識のアップデートを混在していませんか。
リスキリングと言われても、何をしたら良いかわからない人向けにお勧めしたい書籍です。お楽しみに。
それでは皆さん、素敵な読書ライフを!