最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
皆さんは今年、何冊くらいの本を読みましたか。私は最低でも月1冊は読むようにしており、2022年は今日現在で16冊です。また、文化庁では読書に関する統計調査を出しており、日本人の47.3%は月に1冊も読書をしないということだそうです。もちろんインプットは読書だけでなく、最近ではYouTubeなどの動画でも行えますが、読書はピンポイントで知りたいことを探しに行けるのが強みです。年末年始にかけて忙しくなる時期ではございますが、悶々とした悩みは来年に持ち越さず、読書で解消されてはいかがでしょうか。
今回取り上げる本はこちらです。
『「足るを知る」と幸せになれる』 植西聰 (扶桑社) 1100円+税
【きっかけ】
松下幸之助さんの著書『道』の中に、「恵まれている」というタイトルがあります。恵みを知ることは、そう容易なことではないという一節がありまして、知るためにネット検索で見つけた本になります。
【内容】
第1章 「満足する心」を持つ人は、幸せになれる
第2章 「欲求不満」を上手にコントロールする
第3章 完璧主義を捨てると、心が満ちる
第4章 「心を満たす」ために実践法を学ぶ
第5章 「無常の世界」で、満ち足りた人生を送る
第6章 自己顕示欲を捨てれば、心が楽になる
第7章 「生かされている」ことに満足する
第8章 人を愛することで、心を喜びで満たす
第9章 ポジティブ思考で、充実した日々を生きる
私が好きな箇所は、第1章⑦の満足する気持ちがあるからステップアップできる、です。
ドイツの文献学者であるエーリヒ・アウエルバッハ氏の言葉を引用しています。
「現在持っているものに満足しない者は、持ちたいと思っているものを手に入れたとしても、満足しないであろう」というくだりです。
今身の回りにあるものは、いつか欲しいと思ったものではないでしょうか。
それは仕事だったり住居だったり恋人だったり。そういったものに不満な気持ちを思う前に、満足する点を探すことの方が大事であり、さらに良くしたいというポジティブな気持ちでステップアップ出来るのではないでしょうか。
【読書にあたって】
全205ページ。各章ごとにさらに10個に区切られていて、1個が2ページです。時間がない時でも読みやすいですが、むしろこの本は、目次を見て気になる項目を真っ先に読んでもらいたいです。前から順番に読む必要はありません。冒頭でも言いましたが、これが出来るのが読書の強みです。
それでは皆さん、素敵な読書ライフを!