【PLUS-ONEブログ】〇〇の秋
税理士法人PLUS-ONEスタッフの佐々木です。
まだ、日中は暑い日が続きますが朝晩は涼しく過ごしやすくなりましたね。
今年9月10日「中秋の名月」は、満月とも重なりまん丸お月様を楽しむことができました。
さて、秋らしくなってきましたが、皆さんは「○○の秋」といえばどんな言葉を連想されますか。
「スポーツの秋」に「食欲の秋」、「読書の秋」に「芸術の秋」などあります。
私は日経新聞を購読していますが、最終ページに美術作品が掲載されています。
掲載されている美術作品とともに、説明文が載っています。この作品にはこんな人物が描かれていてこんな時代背景が分かるなど、作品を読み解く説明文が大好きです。
美術作品の掲載されている本は、値段も高額でなかなか手が出ないので図書館で借ります。
借りてきた本の中で、今回紹介したいのが、「迷宮美術館」。NHK総合テレビの美術番組を本にしたものです。
名画に秘められた謎、画家のドラマチックな人生を、推理しながら解き明かしていく内容です。
ご紹介する作品は、ノルウェーが世界に誇るエドワルド・ムンクの「叫び」。小学生も知っているムンクの「叫び」ですが、1994年盗難事件が起きたそうです。必死の捜査にもかかわらず、手がかりがまるでつかめない状況。ある画商のもとに「叫び」を所有しているという男から連絡があり、捜査官たちはすぐさま画商を通じて取引したいと連絡。犯人が持参した「叫び」が本物かどうかを見極めることができた決定的理由、それは特徴的な汚れ。ムンクは、わざと自分の絵を汚し、傷つけていたそうです。作品を「わが子」と呼び、絵に生きているかのような存在感を与えるため。
「叫び」の作品からは不安や孤独を連想させますが、ムンクはわが子のように愛し絵に命を与えようとしていたことを知り、もっとこの作品が好きになりました。
みなさまも「〇〇の秋」楽しんでお過ごしください。