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事務所内ブログ

筆記

㈱PLUS-ONEサービスの西川です。

今回のテーマは「筆記」です。

 

スマホやPCがあれば、今やほとんどの情報はデジタルで処理できる時代になりました。

メモはアプリに残せますし、会議の議事録もAIが音声を拾って要約までしてくれます。スケジュールやタスクもクラウドで共有でき、少し前では考えられないほど便利になりました。

それでも私は、あえて手で書く時間を大切にしています。

もちろん、会議内容の整理や情報共有にはPCを使いますし、スケジュールやタスク管理にもアプリは欠かせません。ですが、会議中に思いついたことや、出てきたキーワードをもう少し掘り下げたいときには、わざわざ手書きを選びます。

デジタルの強みは、速さと共有のしやすさにあります。思いついたことをすぐ入力でき、検索もでき、誰が見ても読みやすい形で共有できます。

一方で、速すぎるがゆえに、考えが浅いまま先に進んでしまうこともあります。頭の中に浮かんだことを十分に整理しないまま文字にして、共有して、それで終わった気になってしまう。デジタルは非常に便利ですが、思考を深めるという点では少し弱さもあるように感じています。

その点、手書きはタイピングより遅くなります。

ですが私は、その遅さにこそ価値があると思っています。すぐに書けないからこそ言葉を選び、立ち止まって考える。書くスピードが遅いぶん、自分の考えと向き合う時間が生まれます。

今は、早く正確に答える力が求められる場面が多くあります。もちろんそれは大切です。ですが、本当に大事なのは深く考える力ではないかと思います。

私の仕事の一つに、財務を用いた経営サポートがあります。この仕事には試験やクイズのような唯一の正解がありません。数字だけを見て機械的に答えが出るわけではなく、その会社の状況や経営者の考え方、業界の背景まで踏まえて判断する必要があります。

今の時代、知識や定型的な答えはネット検索ですぐに手に入ります。AIもあります。だからこそ価値が出るのは、「どれだけ情報を持っているか」ではなく、「その情報をどう解釈し、どう考え抜けるか」だと思っています。そのための小さな習慣として、私は筆記を続けています。手で書くことは、効率だけを考えれば遠回りかもしれませんが筆記することにしか得られない時間と深さがあるように思います。

ちなみに、私は決して字がきれいなわけではありません。

それでも書くのは、手書きの価値は「上手に書くこと」ではなく、「自分の頭で考えること」にあると感じているからです。

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