老後資金について(支出編)
㈱PLUS-ONEサービスの西川です。
今回は前回に続き老後の資金についてです。ここでは支出について触れていきたいと思います。
支出の例
「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」から65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均を見ていくと
消費支出の合計は224,436円/月となっています。
上位5位までの内訳は
➀食料・・・65,789円/月
②その他の消費支出・・・46,542円/月
③交通・通信・・・25,232円/月
④光熱・水道・・・19,496円/月
⑤教養・娯楽・・・19,239円/月
ランク外ではありますが住居は16,498円/月、保健医療は16,163円/月となっています。
その他の消費支出は様々なものが入っているためここでは割愛させて頂きますが、それ以外のものについては生活に必要なものになっています。⑤については、使わなくても生きていけると思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、人生を豊かにするためには必要な支出だと私は思います。
ランク外の上記住居、保健医療についてですが、住居はマンションでいうと修繕積立金や管理費など、戸建てだと修繕費などが含まれると思いますが平均でみると16,498円/月と意外に少ないように感じました。
保健医療については、年間にすると20万円弱になります。年齢によりリスクも上がってくるので20代30代のうちから医療保険に低額で加入してリスクに備えるのも良いと思います。一方で医療保険は別に加入しなくて良いという方もいらっしゃいます。理由の一つは日本の医療制度には高額療養費制度があり一定の上限金額を超える医療費については負担がなくなるからです。
家計は人によって様々です。20代30代のうちからライフプランを立て、退職前に退職後のリタイアメントプランを立てることで現状のまま進むとどうなるのか、老後の資金は今のままで間に合うのか、間に合わないとしたら改善するためにはどうしたら良いのかを把握することができ、それが安心に繋がります。
ライフプランにご興味がある方は是非PLUS-ONEにご相談下さい。