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最近読んだ本について

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

確定申告時期も明けて、先日は社員旅行で伊勢神宮へ行って参りました。その移動中や就寝前に時間がありましたので、じっくり本を読むことができました。移動中の電車内でご年配の方が、スマートフォンで読書している光景を見て、私も旅行時は電子書籍を活用しようかなと、書籍の重さを肩に感じつつ思いました。

 

今回取り上げる本はこちらです。

『ユーモアは最強の武器である』 ジェニファーアーカー他著 (東洋経済新報社) 1800円+税

 

【きっかけ】

働き方に対する思考について考えていた時に紹介のあった本です。読んでみて、少し当初の目的とは異なっていることもわかりましたが、この本はこれで大事な考え方だと思います。副産物といいますか、むしろこちらがメインとなりました。

 

【内容】

はじめに 真面目さと陽気さ

第1章 ユーモアの4つのタイプ

第2章 ユーモアの脳科学

第3章 プロのコメディアンのテクニック

第4章 ユーモアを仕事に活かす

第5章 ユーモアとリーダーシップ

第6章 職場で陽気な文化をつくる

第7章 ユーモアのグレーゾーンを切り抜ける

第7.5章 ユーモアは人生の秘密兵器

 

皆さんは「ユーモア」についていかがお考えでしょうか。特にビジネス面でと限定されると、「なくても良い」と思われる方が大半なのではないでしょうか。

一方で、もし自分の上司が二人いて、仕事のスキルなどが全く同じだった場合、ユーモアのある上司とユーモアのない上司のどちらを選びますか。

本書では、「ユーモア」を人間関係改善ツールと捉え、ユーモアを交えた様々な場面で、どのような効果があったかを考察するとともに、ユーモアというのは才能ではなく身につくものであるとしています。

私が一番影響された部分は、「上司が部下に対して、人間らしい一面を見せるのにもっとも手軽で効果的な方法は、自虐的なユーモアを健全な程度に披露すること」という一文です。

上司一人で仕事はできません。部下と一緒に取り組まねばならないことも多く、助けてもらうこともあります。助けたくなるような上司という視点で考えたときに、物事を完璧にこなす上司と、少しくらいは自分のミスを引き合いに出して、前向きに考えていく上司のどちらが良いか。私は後者であるなと。ジョン・マスクウェル氏の言葉も引用していて、「みんなを率いているつもりが、誰もついてこないとしたら、ひとりで散歩をしているにすぎない」おっしゃるとおりですね。

 

 

【読書にあたって】

全370ページ+ミニクイズ。本を持った時の厚みと読んだ後の満足感はありますが、それ以上に疲労感があります。事例は多いですが海外のものなので、埼玉人の私にとっては注釈を読みながら進めていかなくてはならず、そういったストレスはあります。

 

来月紹介する本を少しだけ。働き方に対する思考についての本の続きです。

あなたは1億円の預金を残してこの世を去るとします。もし1億円の預金を残さず、そのために費やした時間を他のことに充てていたら、あなたはどちらの人生を素敵だと思うのかしら…。

それでは皆さん、素敵な読書ライフを!

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