事業承継いつから始める?

㈱PLUS-ONEサービスの西川です。
今回のテーマは事業承継いつから始める?です。
「うちはまだ考えなくて良いよ」
そうおっしゃる経営者は少なくありません。しかし、事業承継は「会社の終わり」ではなく「未来への投資」だと思います。準備が遅れると、会社の価値を守ることができず、従業員、取引先、家族にまで大きな影響を与える可能性があります。
〇なぜ早めの事業承継準備が必要なのか?
中小企業庁によると、経営者の年齢が60歳以上の企業は全体の過半数以上を占めています(2025年版中小企業白書第1部第7章)。その一方で、事業承継の準備ができている企業はごくわずかです。
準備不足による“廃業”を避けるためにも、早期の準備は不可欠です。
〇事業承継の第一歩:「見える化」から始める
事業承継でまず取り組むべきは、「会社の状態を見える化すること」です。
例をあげると
・財務諸表を第三者に伝わる形で整理する
・キャッシュフローの健全性を見直す
・依存先(売上・仕入・借入)の偏りを可視化する
などがあります。
これらはほんの一例ですが「承継可能な会社なのか」を客観的に判断できるようになる材料になります。
事業承継の準備に「早すぎる」はありません。
まずは、会社の状態を整理し、現実をみるところから始めると良いと思います。