㈱ＰＬＵＳ－ＯＮＥサービスの西川です。

今回は保険業界の動向についてです。

・生命保険

加速する少子高齢化、マイナス金利解除による金利上昇、インフレなどのによる外部環境の変化で生命保険業界にも影響が出ています。

生命保険協会の「生命保険の動向（２０２３年版）」などを参考にすると死亡リスクに備える保険が減少傾向にあり生きるための保障（医療保険、介護保険、就業不能）のニーズが高まっていることがわかります。

新ＮＩＳＡの普及で投資への抵抗が減少しているのか私の周りでも変額保険への理解のある方が増えているように感じます。

最近では、健康増進型保険の普及も見られます。健康増進型保険とは、ウェアラブルデバイスや健康アプリを活用して、健康増進に取り組む顧客に対して保険料を割引するタイプの保険のことをいいます。

新型コロナウイルスの影響で、医療保険や入院保障のニーズも増加しており感染症やパンデミックに対応する保険商品や特約が増えてきました。

また、手続きやサービスについてもデジタル化の推進やコロナ禍をきっかけにインターネットを通じた保険商品のオンライン契約が広がっています。

・損害保険

（火災保険）

日本は地震、台風、豪雨などの自然災害が多い国ですので損害保険業界では、地震保険や水害保険のニーズが高まっています。

近年では、自然災害が巨額になっており火災保険の収支が大幅な赤字になっているようです「火災保険の収支状況　損害保険協会作成」。

（自動車保険）

安全装備の普及で交通事故の件数が減少しており今後も自動運転の技術が上がってくるとさらに交通事故が減ることが予想されます。自動車保険の分野はビジネスモデルの変化が見られると思います。

（サイバー保険）

サイバー攻撃が企業活動に与えるリスクが増加しており企業向けサイバー保険市場が拡大しています。

さらにリモートワークの普及で企業のサイバーセキュリティに対する関心が高まっています。