こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

先日、『印刷業界の動向とカラクリがよ～くわかる本』という書籍を本屋さんで見つけました。最初は立ち読みで過ごそうと思っていたのですが、内容が仕事にも役立つものでしたので購入しました。その書籍の中で紹介されていた、「これからのビジネスモデルを創るキーワード」というものに、ポストコロナ禍・ビッグデータ・DX・BPOというものがあり、これは印刷業界だけでなくどの業界にも通じるものだろうなと思いましたが、改めてお客様にも問うてみるのも再確認という点で重要だと思いました。

今回取り上げる本は上記とは関係なく、マーケティングに関するものです。

『無名の男がたった７年で２７０億円手に入れた物語』　竹之内教博著　（扶桑社）　　　１４００円＋税

【内容】

第１章　はじめまして、竹ノ内教博です。

第２章　「りらくる」快進撃のすべてをお話しします。

第３章　夜明け前～「りらくる」創業前

第４章　いよいよ本番！「りらくる」売却後

第５章　竹之内塾、開校！

著者である竹之内教博氏は、マッサージ店を全国展開した「りらく」（現りらくる）の創業者です。内容はサクセスストーリーというものではなく、どのような考え方を持って行動し、成功し、失敗し、その反省を綴ってあるものです。書籍に書いてあること自体は目新しいものではありませんが、ここまで徹底するのかという実行力に感嘆します。

「仕組化」というテーマでお話しされていることが多く、これは属人化しやすい会計業界にも通じるものが多かったです。また、「なりたい自分になったつもりで行動する」というテーマも自分には抜け落ちている考え方であり、意識の持ちようで変えられるものですから実行の価値はあります。実体験に基づいたビジネス書を読むことが少なかったので、勉強になりました。

【読書にあたって】

全２５２ページ。ビジネスモデルがイメージしやすいというのもありますが、構成の組み立てが上手で読みやすいです。ビジネス書にありがちな業界用語がなく、読み手への配慮が感じられます。経営者向けの書籍になりますが、スキルアップを目指したいが、何をやったらよいかわからないという方が読んでも、勉強になる書籍です。

来月紹介する本を少しだけ。

今年４月に読んだ『DIE　WITH　ZERO』と対になる書籍。前者がお金の使い切り方を教える本でしたが、来月紹介する書籍はお金の貯め方を教える本です。一生お金に困らない「富」のマインドセットを身につけるがテーマ。お楽しみに。

それでは皆さん、素敵な読書ライフを！