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最近読んだ本について

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

確定申告時期に突入し、読書のペースも落ち着きを見せております。私のストレス解消法として、本屋さんに行くというものがあり、たくさんの本に囲まれる時間は至福の時でございます。一方で、あれも読みたい、これも読みたいと目移りしてしまい、逆にストレスを溜めてしまうことも。何事もマイペースは大事だなと感じます。

 

今回取り上げる本はこちらです。

『YOURTIME』 鈴木祐著 (河出書房新社) 1520円+税

 

【きっかけ】

先月に引き続き【時間】に関するテーマです。今回は時間術。著者である鈴木祐さんは、私の好きな著者の一人であり、スッと手に取った感じです。そして、同い年ながら知識の深さに感動します。代表的な著書に「ヤバい集中力」「科学的な適職」がありますので、是非ご一読ください。

 

【内容】

序章  時間術の罠に気づく

第1章 時間の正体を知る

第2章 未来をやり直す

第3章 過去を書きかえる

第4章 効率化から解き放たれる

終章  退屈を追い求める

 

皆さんも一度は【〇〇時間術】なんていう本を手に取られた経験があるのではないでしょうか。そして、ことごとく失敗しているのではないでしょうか。その原因は「個体差」です。易しく言えば「個人差」。もし仮に時間術というものが学問として確立されているようなら、学校で教えるべきものになっているはずです。

本書では、「時間」というものが何なのかということから入ります。そして、自分のタイプ分析に入り、4×4の時間感覚を突き止め、タイプ別に適した解決方法が提示されています。どうせ「TODOリスト」とかでしょ!と考えた方ははずれです。

 

この本は、冒頭にかなりインパクトのある記述があります。

  • 時間術を駆使しても仕事のパフォーマンスはさほど上がらない
  • 時間の効率を気にするほど作業の効率は下がってします
  • 「時間をマネジメントする」という発想の根本に無理がある。

これらを近年の研究結果から否定していくのは痛快でした。

 

【読書にあたって】

全274ページ。読み始めてから、時間感覚テストというものがあります。テストで自分のタイプを判別したら、そのタイプにあった解決法の箇所だけつまみ読みするものでOKだと思います。私自身はすべて読みましたが、自分に合った解決法を1つ取り入れるだけでも、その後の行動が変わり、生き方が変わります。

一番影響が大きいと私が考える人は、何でもラストスパートで頑張る人。何でラストスパートになってしまうのか、その原因が分かります。

 

来月紹介する本を少しだけ。今月で時間に関するものは終わり、働き方に対する思考についての本を読んでいます。テーマは「ユーモア」… お楽しみに。

それでは皆さん、素敵な読書ライフを!

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