今さら聞けない睡眠の超基本
税理士法人PLUS-ONEの清水です。
今回は最近読んだ本を紹介します。
今さら聞けない睡眠の超基本
柳沢正史(監修)
【内容】
Chapter1 睡眠の不思議
Chapter2 睡眠不足がもたらす悪影響と睡眠障害
Chapter3 動物とヒトの睡眠の謎
Chapter4 睡眠の質を高める
Chapter5 睡眠にまつわる疑問
【感想】
睡眠研究の歴史については1950年代にレム睡眠・ノンレム睡眠が発見されてから進んでいったとされていて、比較的新しい研究分野といえます。そのためまだ解明されていない部分が多く、定期的に新しい本を読むようにしています。
この本を監修されている柳沢正史氏は睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep」を監修された方で、私も日々楽しんでいます。(ランク60 リサーチした寝顔466 2024.10現在)
日本人は世界一睡眠負債を抱えているとされていて、世界協力開発機構の調査では、加盟する33か国の中でワースト1位でした。日本では昼寝をする方が多く、私も昼休みには20~30分の昼寝をしています。しかし、昼間の眠気は世界標準では異常なことで、体調不良であると認識されています。
健康と年間損失コストを考えると肥満リスク(BMI25以上)のある人は31,106円、定期的な運動習慣がない人は34,850円なのに対して睡眠不足による損失は328,644円になるとの調査結果もあります。
また、睡眠不足は感情も左右するとされています。サマータイムを導入しているアメリカでは夏時間に移行する日は睡眠時間が1時間短くなってしまうのですが、この移行する日だけ寄附金が減少するという研究結果もあります。睡眠がとれていないと相手を思いやる気持ちが薄れ、自己中心的な行動を優先する傾向が強くなるようです。
日々の仕事のパフォーマンスや思いやりの気持ちを大切にするためにも睡眠はとても大切なものと考えます。必要な睡眠時間については諸説ありますが、どの書籍も6時間は必須と書かれています。中にはこれ以下の睡眠時間でも元気に活動できるという方がいらっしゃると思いますが、そのような自称ショートスリーパーはほぼ睡眠不足とされています。
最近涼しくなってきて過ごしやすい日が増えてきました。しっかりと睡眠をとって素敵な読書ライフをお過ごしください。