最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
確定申告も終わり、息つく暇もなく3月申告から5月申告への流れに入ります。
視野を外に向けてみますと、世間では卒業~入学・入社の時期でもあります。
私が小学校入学の時、重いランドセルを背負いながら桜咲く校庭内を歩いた記憶は今も鮮明に残っています。あれから40年、今年も昔と変わらず咲く桜を、今年はどんな心境で見られるでしょうか。今から楽しみです。
さて、書籍については以下の本をお勧めしたいと思います。
『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子著 (幻冬舎)
- 自分自身に語りかける
- 明日に向かって生きる
- 美しく老いる
- 愛するということ
私が紹介する本の中では、珍しく皆様にも知られているものではないでしょうか。既に読んだことのある人、読んだことはなくてもタイトルだけは聞いたことがある、とか。
最近、私は悪いニュースを聞くことが多いと感じています。従業員が入社してまもなく辞めてしまったというものから、自ら命を絶つといったものまで。その時に思うことは、冷静な状態で判断した結果だったのかということなんですが、冷静に判断することができないからそういった行動になっているのだろうと。この本は、人生で岐路に立たされた時、きっと救いの手を差し伸べてくれる本だと思っています。
「置かれた場所で咲きなさい」というフレーズだけ聞いてしまうと、我慢をすればなんとかなるというような印象を受けますが、このフレーズには続きがあります。
「咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、神が、あなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと、証明することなのです。」
私がこの本の中で好きな表現に「いい出会いを育てる」というものがあります。出会いというと「求める」という表現が一般的かと思います。この本の中では、いい出会いにするためには、ある程度自分が苦労をしないといけないと。
出会い系サイトなんて、全然苦労していないですものね。
そういうものではなく、出会いがあって、いい出会いに育てていく。そのために自分は何をすれば良いのだろうかと。考えていて難しいですが、楽しい迷いであります。
「迷うことができるのも、一つの恵み」本当にそう思います。
【読書にあたって】
全157ページ。3ページを1つのまとまりに、1日1つずつ読んでいかれても良いですし、目次を見て、気になったフレーズのところから読み始めても問題ありません。
皆様にとって、この本との出会いが、いい出会いに育つことを祈念いたします。