こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

近年、本屋さんが減少しているという話を聞くことが多いかと思います。原因としては、電子書籍での購入とAmazonを始めとするネット通販によるものです。私がよく行く本屋さんも９月３０日に閉店するとのことで、新しい本との出会いの機会が減ってしまうのではないかと危惧しております。と、自分のことを先に書いてしまいましたが、店主さんにはお疲れさまでしたを伝えようと思います。

今回取り上げる本もその書店で購入したものです。

『Dark Horse』　トッド・ローズ著　（三笠書房）１６００円＋税

【内容】

第１章　自分を縛る「見えないルール」に気づくこと

第２章　「自分が好きなこと」を掘り起こせ

第３章　「自分に合った道」を選択する

第４章　独自の「戦略」を考え出す

第５章　人生の目的地に到達するには、目的地を探してはいけない

第６章　誰でも、何歳からでも「才能」は開花する！

第７章　世界は確実に変わってきている！

この書籍のサブタイトルは「好きなことだけで生きる人が成功する時代」です。“Dark Horse”と聞くと、まず穴馬、予想外の活躍をする人と連想するかもしれません。この書籍では「型破りな成功をした人」と定義しています。

では成功とはどういうことでしょう。他人のことについては、金と力が成功の要件だが、自分自身については、個人的な充足感や達成感を成功の要件と見なす、ということです。また、この書籍では「人の強み」と「やりたいこと」は基本的にまったく別のものというスタンスで話が進みます。強みとは学びを通じて構築されるもの、たゆまぬ努力によって得られる能力であると考えると、ものすごくしっくりきました。では、Dark Horse的な成功を収めるにはどうすればよいか、その過程が記述されており、非常に面白いと感じました。

【読書にあたって】

全３１８ページ。図や画の挿入がなくがっつり文字が並びますので、ページ以上のボリューム感があり、また読み終えた後の達成感がある書籍です。海外での事例が多く、そのあたりは少し読みづらさを感じてしまいますが、大事なところは太字になっていますので、そこだけ流し読みしても満足感は得られると思います。標準化した成功ではなく、型破りな成功というWordに興味を持たれた方はご一読ください。

来月紹介する本を少しだけ。

勉強会で話題となった本なので購読しました。とある会社の快進撃のお話とも言えますが、現場の言葉を重視したマーケティングに関する書籍だと思います。

それでは皆さん、素敵な読書ライフを！