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ブログ更新【最近読んだ本について】

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
今月は洋書の紹介です。先月までの中国の古書からすると、かなり近代的なものとなりますが、世界で長く読み続けられている洋書を今月から紹介していきたいと思います。

突然ですが、皆さんは世界で一番売れた書籍をご存じでしょうか。答えを聞くとなるほどと思う書籍ですが、私は売っているところを見たこともなければ、そもそも読んだこともありません。解答は来月のブログに載せておくので、興味がある方はご覧ください。

今月紹介する本は、
『人を動かす』 D・カーネギー 創元社

この書籍は1936年に出版されたものです。出版のきっかけは、YMCAの夜間学校での講師体験を通じ、受講生に必要なのは話術だけでなく対人関係の技術が大事だとわかったものの、適当な教材がなかったので自前で作ろうと考えたことだそうです。

『人を動かす』というタイトルは何やら穏やかならぬ印象を受けますが、これは明らかな誤訳だと私は思っています。英語版のタイトルは『How to win friends and influence people』であり、直訳すると「いかにして友人を得て、人々に影響を与えるか」です。人々に影響を与えるということは、人を動かすことに通じるかもしれませんが、友人を得るという観点が抜けています。友人を得るということを意識しながら読むと、より理解が進むような気がします。

PART1  人を動かす三原則
PART2  人に好かれる六原則
PART3 人を説得する十二原則
PART4 人を変える九原則

原則が30羅列されていますが、これらは同列のものではなく、「人を動かす三原則」が基本的なものとなります。英語版原著ではPART1のタイトルが”Fundamental Techniques”となっていて、序文でも「PART1を読み終えるまでに改善するものを身につけられなければ、この本はあなた(読者)にとって失敗」とまで言い切っています。PART1で全ページの20%を占めますが、一読いただきたいと思っています。

個人的にはPART2(人に好かれる六原則)でいつも頭を悩ませています。①誠実な関心を寄せる②笑顔を忘れない③名前を覚える④聞き手にまわる⑤関心のありかを見ぬく⑥心からほめる。「自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりよほど効果がある。」(③名前を覚えるより引用)

【読書にあたって】
全320ページ。この後に付録として「幸福な家庭をつくる七原則」が収められています。
今回はカーネギー先生の本の読み方を載せておきます。
「まず速読せよ、何度も繰り返し読め、読むだけでなく時に立ち止まって考えよ、本に線を引いたりメモしたりして刻みつけよ、実践できているかどうかを定期的に自省してチェックせよ」

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