最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
先日、会計事務所の勉強会に参加されていた税理士先生の話で、その先生の事務所職員さんが稲森和夫さんの書籍を1日1題(2ページ)ノートの書き写しされているとおっしゃっていました。私もその書籍の存在は知っていたのですが内容は知りませんでしたので、早速購入して1日1題読み進めています。ジャンルはビジネス書のカテゴリーに入りますが、人としての生き方に触れている部分もあり、読んだ後に思うことや考えさせられることが多いです。本を紹介いただいてありがとうございました。
稲森和夫著 『[新装版]心を高める、経営を伸ばす』 PHP研究所
今月紹介する本は、
『女子大生、オナホを売る。』 神山理子著 実業之日本社
第1章 事業領域の選定方法
第2章 成功のためのインサイト発掘方法
第3章 売れる商品コンセプトの極意
第4章 AmazonD2Cの制し方
第5章 事業の売却
タイトルを見て驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんとしたマーケティングの書籍です。ただ、その商品がAV関連グッズだったということで、不快に思われた方はごめんなさい。
内容は所々難しいことが書かれているのですが、基本的には初心者向けかと思います。以前私が紹介した書籍『ドリルを売るには穴を売れ』についても触れられており、単純にマーケティングの入門書ということでしたら、この書籍でなくて良いと思います。
紹介に至った理由は2つあります。1つは、著者が実際に行ったマーケティングの手法が面白いということ。よくそこまでやったなと感心というより呆れるレベルでした。こちらは第3章番外編「良いコンセプト考案のために役立つおすすめ体験」を読んでいただければと思います。もう1つの理由は、マインドマップが付属されていて応用しやすいことです。以前の書籍だと「なぜ?を5回繰り返しましょう」(本書籍でも採用されていますが…)という事例だけ載せられていて、頭の整理がつかなかったのですが、マインドマップがあることにより、理解しやすいし応用できます。
印象に残った箇所は、「インタビューで良い回答(情報)を引き出すためには、良い質問をするべきで、そのためには最低限、ターゲット顧客と同じだけの情報は持ち合わせておくことが重要です」の部分です。これは大いに反省します。
著者の神山理子さんは明治大学商学部卒業ということで、私の後輩になります。とは言っても面識はございませんし、「犬も歩けば明治に当たる」と言われるくらい、毎年多数の明大卒生を世に送り出している大学なので、中にはぶっ飛んだ思考を持っていらっしゃる方もいますが、ここまで振り切れている人には、なかなかお目にかかれません。いろんな意味で興味を持って読ませていただきありがとうございました。書籍の内容は実務に活かし、プライベートでは活かさないよう頑張りたいと思います。
【読書にあたって】
全193ページ。あっという間に読めます。第4章以降は事業関連性が薄まる方もいらっしゃるかと思いますが、1冊読み切ったという満足感を年末年始の空いた時間で味わっていただければと思います。
それではみなさん、良い年の瀬をお過ごしください。