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最近読んだ本について

こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。

 

三月中旬、卒業や異動などお別れの時期となりました。

「別れがあるから出会いがある」とは言いますが、やはり今まで会っていた人と会わなくなってしまうのは寂しいものです。中には一生会わないだろうなと思う人もいて、そういった方との別れは特につらいものがあります。

ですが今の世の中、本当に会いたいと思ったら会える人がほとんどではないでしょうか。スマホが一人一台となり、メールやlineでいつでも連絡が取れます。移動手段も多様化し、日本国内であれば1日で到着できます。むしろ「この人とはまた会いたい」と思っていただけるような別れができたらいいな、と考えるようにしています。

 

今月紹介する本は、

『老子』(全文完全対照版) 野中根太郎訳 誠文堂新光社

 

『老子』は、先月紹介した『孫子』と同じく、今から約2500年前の中国春秋時代に書かれた書物とされています。書を記した「老子」という哲学者は道教の教祖とされ、彼の教えが『老子』(または『老子道徳教』)としてまとめられました。

日本人にとって、『老子』というのは馴染みが薄い書籍となりますが、「大器晩成」「千里の道も一歩より」といった言葉は、この『老子』が語源となっていることを考えると、日本人の精神や考え方に大きな影響を及ぼしているのかもしれません。

 

『老子』を読んでいると、「足るを知る」という言葉がよく出てきます。

第三十三 足るを知る者は富む

第四十四 足るを知れば辱められず、止まるを知れば殆(あや)うからず

第四十六 「足るを知る」の足るは、常に足る

「足るを知る」は有名な故事成語になっています。

「足るを知る者は富む」とは、「現実を愛し、現状に幸せを見つける人こそが豊かな人である」という訳が付いています。多すぎる蓄財、贅沢すぎる暮らしは「道」に外れていると。

贅沢病が蔓延している現代社会に、『老子』は必要な教えを与えてくれると思います。

 

【読書にあたって】

全209ページ。81の教えが書かれていますので、1日1題でも三か月。別の書籍とも並行して読むことができると思います。

来月の書籍紹介ですが、ここでクイズです。来月の書籍の批判書として『老子』は登場しました。さて来月の書籍とは何でしょう。

①荘子  ②孟子  ③孔子  ④論語

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