最近読んだ本について
こんにちは。税理士法人PLUS-ONEの大川です。
確定申告の受付も始まり、税理士業界にとっては正に繁忙期となっております。
そんな中での私の休日の過ごし方ですが、お昼ごろまで寝ていたいというのが本音です。しかし、一日でもそんな日を作ってしまうと体を戻すのが大変です。また、せっかくのお休みにリフレッシュの記憶が残らないので、ずっと仕事をしている感覚に陥ります。
そこで私は例年、休みの日には本屋さんに出かけることにしています。メインはリフレッシュですが、確定申告で行き詰る問題を解決するために書籍を漁り、買って帰ることも。他の人にはお勧めできませんが、私には合っている気がします。
さて、書籍についてはお勧めできるものがあります。
『2050年の世界 見えない未来の考え方』 ヘイミシュ・マクレイ著
(日本経済新聞社)
- 世界の現在地
- 変化をもたらす五つの力
- 2050年の世界はどうなっているか
- 本書の大きな考え方
SF小説ではないことをまず断っておきます。
書店に行くと、様々な未来予測についての書籍が売られています。しかし、その書籍の多くは3~5年といった近未来であって、それでも外していることが多いです。
だとしたら、2050年の世界なんて当たるわけないじゃないか、ということになりますが、この書籍では「考え方」を学びます。変化をもたらす五つの力(①人口動態②資源と環境③貿易と金融④テクノロジー⑤政府統治)の章はぜひご一読いただきたいです。
書籍の中では日本に対する期待も込められています。日本は以前、世界第二位の経済大国としての地位にいましたが、今は徐々に陰をひそめつつあります。そして、超高齢化社会の先頭に立っているのも日本です。つまり、今後発展していく国々は、日本の後を辿っていく可能性が高い。そこで日本には良い成功モデルとなってもらいたいと。また、経済では後れをとるものの、犯罪率が世界一低く、助け合いの精神からサービスの質も高い。まだまだ日本が世界に教えることはたくさんあると。なんだか元気づけられます。
そして、これは書籍の内容とは関係ありませんが、遠い将来のことを考えていると、今こういうことをしておいた方が良いのだろうなぁと思うようになり、それをやりたくなります。また別の効果として、今悩んでいることは、自分の人生から考えたら賞味期限の短いものばかり。遠い未来を考えることで気を楽にしています。
様々なエビデンスを紹介している関係で400ページを超える書籍です。またお値段も2,750円と値が張ります。図書館で借りると読み終わる前に返さなきゃいけなくなるかもしれませんが、そういった方は、現状解説部分を飛ばしていいかもしれません。
それでは皆さん、良い読書ライフ&リフレッシュを。