会社の財務改善3ステップ
㈱PLUS-ONEサービスの西川です。
今回は会社の財務改善3ステップです。
「売上は伸びているのに手元にお金が残らない、財務諸表の使い方が分からない」これはお客様からよく聞く悩みです。これを改善するために今回は
①数字の見える化
②粗利率の改善
③社長と会社の財布を分ける
の3つをご紹介します。
①数字の見える化
まずは試算表から「売上」、「変動費」、「粗利」、「固定費」、「経常利益」を抜きだして3つの指標をチェックする。
②粗利率・・・粗利÷売上
例:売上単価の増加、仕入・外注費の減少で改善効果が見られます。
固定費の削減も同時に行うと改善効果はさらに増します。
固定費は金額の大きいものから順に削減を検討していくと効率が良いです。
③社長と会社の財布を分ける
私的流用があると会社の正しい財務状況が把握できません。私的流用をなくすことで経費否認、重加算税リスクを回避することができます。
また、金融機関からの見え方として「役員貸付金」がない会社は評価が上がります。「役員貸付金」に対する利息の計上もないため正確な財務諸表を提示 することができます。
さらに、数字の歪みが消えて信頼度の高い財務諸表を経営判断の材料として使うことができます。
その他資金繰り改善という点では売掛金の回収サイトの見直し、買掛金の支払サイトの見直し、販売により在庫を減らすなどありますが、まずは試しに3つのポイントから始めてみてはいかがでしょうか?